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2018-11

「腎臓機能低下」ドン・ペット・クリニック便り・腎臓編(含:腎臓に対する検査内容概要)


ドン・ペット・クリニック便りは、不定期発行の院内配布物です。

今回の内容は、全員にお渡しするパターンのものではなく、腎臓機能低下が疑われる症状を示している、もしくは検査結果から腎臓機能が低下しているということが導き出された、または、腎臓について知りたいと思っている方に、ドン・ペット・クリニックで、説明の一助として、お渡ししているものです。

他にも‘14,5月現在、ドンペット便りは14編あり ( 今後も増やしていく予定です )、トピックにupするのは、トピック内にドン・ペット・クリニック便りという [ くくり ] を作ってからにしようと思っていたのですが、これをお渡しした飼主様から、

「 お便り類はパソコンでも読めるの? ( いや読めないんです )・・・ なんでこれパソコンにupしていないの? ( 上記理由をご返事 )・・・ くくりを作ってからなんて言っていたらいつになるかわからないわよ。整理は後でもできるから、とりあえずupしたほうがいいのに・・・ 」

と、アドバイスいただき、それもそうだと思い、今回から少しずつ折を見てupしていこうと思っています。

根本は、私のパソコン術の上達がノロイことが原因なのですが・・・。

( パソコン術 = 私にとっては秘術だ~~~ )


さて、それでは本編です。



「 腎臓機能低下 」
ドン・ペット・クリニック便り 腎臓編



● 腎臓機能 = 腎臓の仕事 ( 作業 )


生命を維持していくには、体内のゴミ ( 老廃物 ) を、液体 ( 尿 ) に溶かして捨てる、という仕事 ( 作業 ) が不可欠です。

腎臓は、その絶対必要条件の仕事 ( 作業 ) をしています。

簡単に述べると、腎臓は2種類の仕事 ( 作業 ) をしています。

「 液体 ( 尿 ) 作り 」 と、「 体内のゴミ ( 老廃物 ) の分別 」 です。


慢性腎不全・腎機能低下って?
( これはザックリ編といったところです )




● 腎臓機能低下を知るには


1、尿検査による低比重尿の発見

腎臓の60%機能消失 = 初期 = 低比重尿、「 液体作り 」 作業の低下


2、血液検査による値の反映

腎臓の70%機能消失 = 中期 = 「 ゴミの分別 」 作業の低下




●なぜドン・ペット・クリニックで尿検査を第一にお勧めしているのか


理由は、尿検査だからこそ可能な、「 腎臓の機能消失60%の段階 = 残り40%の腎臓で生活 = 初期腎機能低下 」 で見つける事を、目的としています。

( この初期腎臓機能低下の段階では、ほぼ無症状 )



血液検査では、「 腎臓の機能消失70%の段階 = 残り30%の腎臓で生活 = 中期腎臓機能低下 」 になってから見つける事になるからです。

( 中期腎臓機能低下、この段階でも無症状な場合もあり )


尿検査のすすめ




● 対策 ( もし腎臓機能が低下していたら )


・ 飲む

飲水しやすい環境をつくる ( 飲水量を増やすため )

例 : ウエットフードに変更する ( 犬 ・ 猫 )、好みにより流水マシン等を導入 ( 猫 )、等


・ 食べる

食事療法 = 処方食 = 動物病院専売食 ( 低蛋白・低リン ) に、切り替え


・ 内服する

検査結果の重症度により、投薬 ( 血管拡張薬 ・ 蛋白吸着剤 ・ リン吸着剤 ) を、追加


・ 定期的な検査

尿検査 ・ 血液検査の実施で、治療効果、経過のチェック


治療内容(静脈点滴・皮下補液他)については、ここには記載していません。

いずれにしても相談して一緒に考えましょう。


腎臓に朗報!犬猫さんの、新しい「慢性腎不全」対策!


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2017年4月更新




● 急性腎不全と慢性腎不全の主な違い


急性腎不全 = 治療により完治が期待できる

慢性腎不全 ( 加齢による腎臓機能低下 ) = 不治 ( 治療は進行の遅延が目的 )




● 腎臓に対する検査内容概要 ( 尿検査 ・ 血液検査 )


1、尿検査 ( 尿の採取方法は直接説明します )


主な項目 : 尿比重 ・ 尿蛋白 ・ 沈渣


・ 尿比重

腎臓の 「 液体作り 」 が正常かどうかのチェック

低比重尿 = 腎臓機能が低下して体内の水分を、過剰に ( 必要以上に ) 捨ててしまっている状態


・ 尿蛋白

「 ゴミの分別 」 チェック

蛋白尿 = 尿にタンパクが出ている → [ 次の検査へ ] → 尿タンパク ・ クレアチニン比の測定


・ 沈渣

尿の様態を覗う



2、血液検査


尿として体外へ出すべき物質が、血液中に残ってないかをチェック

つまり、腎臓の 「  ゴミの分別  」 能力が低下したため、血液中に残ってしまったゴミの量をチェック


主な項目 : BUN ・ CRE ・ IP ・ TP ・ K


・ BUN/尿素窒素

食物中の蛋白質のゴミ 〈 腸管で吸収され肝臓で作られる 〉

食事療法で直接的に改善
内服薬で直接的に改善


・ CRE/クレアチニン

筋肉運動により作られるゴミ

食事療法では直接的に改善できません


・ IP/リン=燐

食物中のリンのゴミ

食事療法で直接的に改善
内服薬で直接的に改善



・ TP/総蛋白

体内水和状態の指標 = 脱水状況のチェック


・ K/カリウム

電解質のひとつ = 身体の水分 ( 体液 ) に含まれるイオン五大栄養素としてナトリウム ・ カリウム ・ クロール ・ マグネシウム ・ カルシウムとしてミネラルに属し、身体機能全般に関与しています。

( スポーツドリンクの内容成分としても知られています )


SDMA(対称性ジメチルアルギニン)
2016年11月更新



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