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2018-10

避妊手術・去勢手術の合併症?‥縫合糸肉芽腫について


縫合糸肉芽腫は、ごく稀に発症 = 手術に使用した縫合糸に対して生体が異物反応を生じた結果として、異物を中心とした化膿性肉芽腫性炎や、脂肪織炎などの病巣を形成し、手術後数ヶ月~数年で、縫合部皮下や腹腔内に腫瘤を形成し、微熱 ・ 局所の排膿 ・ 腹腔内では腸管、尿道の通過障害、等を発現する疾患です。

縫合糸肉芽腫は、避妊手術を実施した左右卵巣摘出部位 ・ 子宮断端や、去勢手術を実施したソ径部周辺に最も多く発生します。

絹糸での縫合 ・ 結紮による発生例や、結紮部位の選択の誤りが原因として多く報告されていますが、絹糸以外の縫合糸、またはレーザー、超音波メスでも事例があることより、発生は個体自身の免疫機能 ・ 遺伝因子に左右されるとも考えられています。

絹糸による縫合 ・ 結紮は、人間の外科手術では、現在も普通に行われています。

ドン・ペット・クリニックでは、原因の可能性となる絹糸の不使用は勿論のこと、使用する糸の一本にも気を配る事が外科手術であり、外科医の技術と考えています。

同じ手術でも、どれだけ注意を払って、どれだけ気を遣うかで、結果が違うと考え、今だけを治すのではなく、今後も良いように最善の状態に治すことが、治療 ・ 手術と考えています。


■ 付録
ミニチュア・ダックスフンドでの報告が多い?
飼育頭数が多い事も事実ですが、遺伝的要因 ・ 素因も考えられています。


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