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2018-11

腎臓に朗報!猫の慢性腎臓病の新薬「ラプロス」発売(2017年4月)今までに無かった効果効能!


東レ株式会社(TORAY)さんが製造した猫の慢性腎臓病のお薬が発売されます(2017年4月)

「 ラプロス 」 というお薬で、無味無臭、直径6mmの錠剤新薬で、効果効能は今までに無かったものです。

効能又は効果
猫でのIRISステージ2~3の慢性腎臓病における腎機能低下の抑制および臨床症状の改善

翻訳しますと
投薬すると猫の血液検査、腎機能項目のクレアチニン値 ( CRE ) が1.6~5.0mg/dlの加齢性腎不全におけるクレアチニンおよびBUN値の上昇 ( = 機能低下 ) の抑制 ( = 維持 ) が可能で、活動性維持や食欲の改善 ・ 体重維持ができる、という事です。

つまり目的は、予防ではありませんし、治るわけでもありませんが、「 腎臓の加齢性変化の抑制 」 = 「 維持が可能 」 = 「 夢の腎臓の不老?」 なので凄いことです

東レさんでの臨床成績は180日 ( 6ヵ月 ) までのチェックです。

6か月は、動物さんの時間にしたら ( ドン・ペット・クリニック的にも )、8歳の猫さんなら6ヵ月 = 人間に例えると短めに考えても2年、老年期なら6か月 = 5年くらいの感じなのです。

猫さんの老年期での効果 ・ 効能を人間に例えると、「 75歳以上で血液検査において腎機能低下が認められているのに、内服すれば、5年間腎機能低下を抑制 = 維持できる = 腎臓を夢の不老 」 ってなわけで。

何が凄いって、病気では無く加齢なので仕方の無かったことが、仕方の有ることに変わったのです!

ただし、一生涯1日2回の錠剤投薬が必要です。

これは猫さんの飼主様にとって、猫さんと暮らすハードルが上がった?かもと心配します・・・。

なぜなら、薬があるのに与えられない・・・が、あり得るのが動物さんです。

「得るものが大きければ苦労も大きい」という事です。

さあポジティブ志向で考えましょう

で、薬の恩恵を受けるためにドン・ペット・クリニックの提案です。

将来の投薬を目的に、生後6ヵ月以内ならば特に!それ以降でも!飼主様が猫さんの 「 口を開ける行為 ・ テクニック 」 を練習しましょう、かつ猫さんにも慣れてもらいましょう。

お薬をダマして与える = 投薬するために、薬を隠す = 薬をおむすびの具材の様にして包む、「 うちの猫さんの大好物の食材 」 を見つけておきましょう。

進歩を得たいなら、今!練習あるのみ!

そして、腎機能低下早期発見のために、「 うちの猫さんと自分に可能な採尿方法 」 を見つけましょう。

採尿を考慮したトイレなら、
花王さんの 「 ニャンとも清潔トイレ 」 が、お勧めです。

おしっこ取れな~い・・・悩んでいる方お試しあれ。


上記のクレアチニン値 ( CRE ) について付け加えると、1.6ならば臨床症状は無または多飲多尿くらいですが、3.0以上ならば食欲低下~廃絶していても不思議では無い数値です。

実際の診療現場では 「 ラプロス 」 の恩恵を得る為には継続投与の必要性から、何かしら症状が出てからでは無く ( 食欲低下する前 = 多飲多尿レベルで飼主様に気づいて欲しい )、健康診断等による早期発見が重要だと強くお伝えしたいです。


早期発見の方法は?
ドン・ペット・クリニックのお勧めは、尿検査でチェックして血液検査で確定診断です。
健康にみえる猫さんも8歳になったら尿検査を一考しましょう。


【医療トピック版】
尿検査のすすめ


【HPお知らせ版】
犬と猫の新しい腎臓機能検査SDMA


【HPお知らせ版】
春は検査の季節なの?
動物病院の「春のキャンペーン」って?一体全体・・・

↑これは犬さんのフィラリア検査の話として書いたものですが、猫さんも血液検査に臨む心得は同じです。


【アイデックスHPより(pdf)】
猫の慢性腎臓病の診断、ステージングおよび治療
↑IRISステージについて理解の手がかりになれば・・・


【HP掲示板】
「シニア関連」のお話はコチラ
この↑ページはシニア情報リンク一覧です
(HP掲示板からも閲覧できます)


【HPお知らせ版】
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