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2018-11

2017年版ドン・ペット・クリニックのワクチン接種ガイドライン(犬・猫)ワクチン接種時期を獣医師に相談しよう


「 2017年版 ドン・ペット・クリニックのワクチン接種ガイドライン ( 犬 ・ 猫 ) ワクチン接種時期を獣医師に相談しよう 」

犬猫さんの世界にもワールドワイド推奨の
ワクチン接種ガイドラインがあります。

世界小動物獣医師会 ( World Small Animal Veterinary Association : WSAVA ) が作成したものです。⇒
最新版2015年pdf(英語)

色々な国の言葉に訳されていますが、和訳は残念ながらまだです。

そこでザックリ説明と共に、ドン・ペット・クリニックとして今現在の日本の現状にも合わせたガイドラインなるものを書きました。


【 WSAVAワクチネーションガイドラインの概要 ( コアワクチン ) 】

仔犬 ・ 仔猫 : 6 ~ 8 週齢でワクチン接種を開始し、2 ~ 4 週間隔でワクチン接種を行い、最終接種は16週齢またはそれ以降とする。

成犬 ・ 成猫 : 初年度シリーズが完了したら、1年後 ( または6ヵ月後 ) に接種を行い、原則としてその後は3年ごとよりも短い間隔で接種すべきではないとしています。


【 ドン・ペット・クリニックでの実際パターン 】

ドン・ペット・クリニックでは、日本の現状かつ犬さん猫さんに無理が無く有効に作用すると私が考える形に若干変更し接種しています。

そもそも日本では、犬さんは狂犬病以外、猫さんは全て、ワクチン接種は任意ですので、接種しますか?から始まります ( 海外では法令により必須な国や州があります )。

当院でもワクチンの説明時、この質問から始まります。

しかし接種を受けていないと差別ではなく区別は受ける場合があります。

ペットホテル ・ トリミング ・ ドックラン等です。

これは人間でも乳幼児の定期接種ワクチン ( 麻疹 ・ 風疹、等 ) を受けていないと保育園 ・ 幼稚園に入園できないのと同様のことです。

感染症対策なのですから納得ですね。


◆ワクチン接種の開始・・・時期はいつ?

飼主様が、仔犬さん ・ 仔猫さんをドン・ペット・クリニックにワクチン接種でお連れになる場合は、初回のワクチン接種が、週齢はマチマチであるもののブリーダーさんやペットショップさんで、ほぼ済んだ状態での来院となります。

これが問題でして・・・。

そもそもワクチンは注射ですから獣医師しか出来ません。

したがってその接種をした獣医師が悪いのですが、接種時期に??が多いように感じる、それって大人の事情??と私は感じています・・・。

よってドン・ペット・クリニックでは、最終接種が生後16週齢 ( 112日 ) 以降になるように 2 ~ 4 週間隔を開けて、2回のワクチン接種ができるように個別に調節し接種しています。

16週齢以降と言っても遅すぎては感染の危険性や散歩etcのデビューの課題がありますので、16週齢直後にコダワってワクチン接種しています。

余談ですが、16週齢まで病気を恐れて強く 「 外の世界から隔離 」 にコダワると、精神の発育 = 外的刺激への受け入れ易さ等に影響することがあるので ( 引っ込み思案やビビリやすい性格になる等 )、節度を持って外の世界との触れ合いをお願いしています。

2回のワクチン接種にコダワる理由は、母親由来移行抗体 ・ 生や不活化といったワクチンの種類によるものですが、長くなるのでその件のウンチクはいずれまた。


◆混合ワクチン・・・何種が良いの?

ドン・ペット・クリニックでは、飼主様のご希望やその仔の住んでいる地理的環境やライフスタイルから感染のリスクを評価し、個別に接種を提案、お勧めさせていただいています。

犬さんなら、5種混合ワクチン
猫さんなら、3種混合ワクチン
上記がコアワクチンと言われるものが含まれているものです。
つまり標準装備です。

犬さんの、6~11種混合ワクチン
猫さんの、5種混合ワクチン
上記はコアワクチンにノンコアワクチンと呼ばれるものが追加されたものです。
つまりオプション装備付です。


◆成犬・成猫さんの接種どうすれば?
( コアワクチンの場合 )


WSAVAでは、1年目以降は3年と推奨しているのですが、ドン・ペット・クリニックでは、犬猫さんともに1年毎をお勧めしています。

★★理由としては★★
日本国内ではワクチンメーカーも1年毎を推奨している・・・ウヤムヤもしくは触れていない製剤添付文書もありますが、今までの実績、慣例として十分な条件を満たしていると考えられ、反対に3年で良いという十分な積み上げには、まだ達していないと私は思うからです。
また、1年毎のワクチン接種が、年1回のヘルスチェックとしても重要な役割を果たしているとも考えられるからです。
さらに獣医師ならびに動物取扱業への教育が遅れて?現状では認めてもらえず混乱を招く恐れもあるからです。( 例 : ペットホテル、トリミング、ドッグラン、等の公共施設に参加できない可能性 )


というわけで、ご質問ご相談、どうぞご遠慮なく


= 付記 =
WSAVAのコアワクチン ・ ノンコアワクチンとは

●コアワクチン
犬さんでは、犬ジステンパーウイルス(CDV) ・ 犬アデノウイルス2型(CAV-2) ・ 犬パルボウイルス2型(CPV-2)です。
猫さんでは、猫汎白血球減少症ウイルス(FPV) ・ 猫ヘルペスウイルス感染症 = 猫ウイルス性鼻気管炎(FHV-1) ・ 猫カリシウイルス感染症(FCV)です。
狂犬病に関しては、その地域に流行が認められる場合、あるいはワクチン接種が法令で定められている場合に含まれます。

●ノンコアワクチン
犬さんでは、犬パラインフルエンザウイルス ・ ボルデテラ ・ ライム病 ・ レプトスピラ ・ 犬インフルエンザです。
猫さんでは、猫白血病ウイルス(FeLV) ・ クラミジア ・ ボルデテラ ・ 猫免疫不全ウイルス(FIV)です。

ちなみに、WSAVAでは使用を正当化する科学的根拠に乏しいものを、非推奨ワクチンとして犬コロナウイルス・猫伝染性腹膜炎を挙げています。


◆関連トピック↓

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「犬:注射関連」のお話はコチラ

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「猫:注射関連」のお話はコチラ

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