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2019-07

動物病院の眼科診療について


◆ 動物病院の眼科診療について

私が獣医師になった頃と ( 30年近く前、うわっ )、大きく様変わりをした代表分野は眼科ではと感じています。

当時は眼じゃ死なないから … でOKという時代でした ( 字にすると乱暴な物言いですな~ )。

眼科も、奥が深い。

診断の難しさは勿論、死なないけれど治らない、本人の生活の質 ・ 治療行為への対応力、飼主様の生活 ・ 費用 ・ 動物に対する考え方等で治療の方向性 ・ 必要性が変わってくる場合もあるからです。



== 例えば犬の緑内障の場合だと ==

視力の低下や違和感を、動物さんは飼い主様へ伝えることは不可能なので、人間よりも悪化してからの診療となるのは必然です。

「 眼が大きくなった ・ 眼が出っ張ってる ・・・ 」 という主訴からの来院 ( つまり眼圧が上がってからの ) が多いのですが、その状態では緊急に眼の眼圧を下げなければ失明は必然なので、数時間おきの点眼が必要となり、以降も一生涯の点眼かつ将来的には手術の必要性も生じる可能性があります。

しかし、言い換えれば眼球を摘出 ( 最終手段 ) してしまえば一生涯の点眼からは解放される、とも言えます。

点眼を許容しない犬さんだったり、飼主様の事情で点眼ができない場合もありますよね。

動物さんは片目でも普通に生活はおくれますので、どちらが正しい治療というわけではありません。

眼科は、治療の到達点を考えながらの診療が特に必要な診療科です。

( 自分の家の動物さん、どこでも触れるように日々の生活を工夫して育てると、やはりいいことあります )




大切なのは病気を見抜く診断力だと考えています。

この判断力 ・ 診断力を鍛えるのが町医者の責務とドン・ペット・クリニックでは考え、日々アップデートに精進しています。

ご相談下さい、「 見る 」「 診る 」 は、大きく違います。

ドン・ペット・クリニックで診させていただいて手に負えないと判断した場合は、責任を持ってしっかりした専門医を紹介させていただきます。


◆関連トピック↓


【医療トピック版】
白内障って?(犬と猫の場合)
記2011年11月


【HPお知らせ版】
犬の白内障について
記2015年10月


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